2019年 06月 09日
ブラフ18番館(花と器のハーモニー2019) |
ー 建物について ー
横浜市認定歴史的建造物
ブラフ18番館は関東大震災後に山手町45番地に建てられたオーストラ
リアの貿易商バウデン氏の住宅でした。戦後は天主公教横浜地区(現
カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館
として平成3(1991)年まで使用されていました。同年に横浜市が部
材の寄付を受け、山手イタリア山庭園内に移築復元し、平成5(1993)
年から一般公開しています。震災による倒壊と火災を免れた住宅の一
部が部材として利用されていることが解体時の調査で判明しました。
建物は木造2階建て、1・2階とも中廊下型の平面構成で、白い壁にフランス瓦の屋根、煙突は4つの暖炉を1つにまとめた合理的な造りとなっています。その他、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、洋風住宅の意匠を備えています。外壁は震災の経験を生かし、防災を考慮したモルタル吹き付け仕上げとなっています。
館内は震災復興期(大正末期~昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、当時元町で製作されていた横浜家具を修復して展示しています。
by milkysepia
| 2019-06-09 23:13
| おでかけ
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